2007年3月9日(金)から13日(火)までグアムに滞在しました。その頃はニューヨークで暮らしていて、香港経由でグアムまでいくのに約20時間もかかったのを覚えています。グアムに到着した3月9日は、長時間の飛行機での移動の結果、熱を出してしまいホテルで寝込んでしまいました。
このグアムでの滞在はちょっとした家族の集まりで、私以外は日本(主に宮城県)から来ていました。
写真を振り返ってみると、カラーネガフィルム、リバーサルフィルム、デジタルカメラという3種類の媒体を使っていました。時間帯や天候の違いはありますが、だいたい同じ景色を撮影しているので比較してみたいと思います。中には同じ日の同じ時間、同じ場所での撮影がありますが、媒体が違うと色調が全く異なるのがよく分かります。
カラーネガフィルム
[カメラ]Nikon F80S [レンズ]Ai AF NIKKOR 50mm f/1.8D [フィルム]FUJICOLOR ISO100 [スキャナー]EPSON GT-X970 [スキャナーソフト]VueScan
スキャンソフトのVueScanは比較的いい感じの色調を再現してくれたのですが、それでも、レッド、マゼンタ、イエローが強く出てしまったので、Photoshopで、シアン、グリーン、ブルーよりに補正しました。また、明部と暗部の不足のため平坦なトーンになってしまったので、「タモン湾」「フィッシュアイマリンパーク」「大砲 スペイン広場」の写真はトーンカーブでコントラストを強調しました。
リバーサルフィルム
[カメラ]Konica HEXAR [レンズ]HEXAR LENS 35mm F2.0 [フィルム]FUJICHROME PROVIA 100F [スキャナー]EPSON GT-X970 [スキャナーソフト]VueScan
PROVIA F100によるグアムの写真は青が強く出ました。被写体の色味を正確に再現している訳ではないと思いますが、写真としては悪くなく、リバーサルフィルらしい硬質な雰囲気も気に入ってます。カラーネガフィルムも同様でしたが、VueScanによるスキャンではフラットなトーンになってしまったので、掲載の全ての写真はトーンカーブでコントラストを強調しました。HEXER LENSは優れたレンズですが周辺光量落ち(Vignetting)が出やすいです。
デジタルカメラ
[カメラ]Nikon COOLPIX 5000 [レンズ]ZOOM NIKKOR 7.1-21.4mm f/2.8-4.8 [ISO感度]ISO100
デジタルカメラCOOLPIX 5000の色調は、おそらくもっとも正確に被写体を再現していると思います。グアムの美しいビーチの雰囲気がよく出ています。