クローン病に適した食事

クローン病に適した食事(おかず)の写真 ライフ

2019年の11月から12月にかけて持病の腸閉塞(イレウス)が悪化し1ヶ月半入院しました。入院の間に複数の検査やセカンドオピニオンを受け、転院した病院で2020年1月のお正月明けにクローン病の診断となりました。

クローン病とは主に小腸や大腸に炎症がおきる病気で、私の場合は小腸の炎症が潰瘍になった結果、小腸に複数の狭窄ができてしまい腸閉塞を起こしやすい状態になっています。クローン病の原因は解明されていませんが、遺伝因子、環境因子、腸内細菌などの要因が組み合わさって発症すると考えられています。環境因子とは食事、喫煙、衛生環境などです。

クローン病は症状が落ち着いている期間(寛解期)を維持することが重要で、食事に気を配る必要があります。特に脂肪の多い食事を続けると再燃を起こしやすくなります。また、私のように狭窄がある場合は食物繊維にも注意が必要です。

寛解期を維持し食物繊維に注意するため、いろいろな資料を見て私にあっている食事を考えてみました(*他のクローン病の患者さん向けの食事内容ではありません)。

「望ましい食品」は比較的安心な食品で食事のメインになります。「条件付き食品」は少量で細かく切るなどの注意が必要です。「自分に合っている食品」は正確には「合っているように思える」という食品で少量だけ食べるようにしています。

分類 望ましい食品 条件付き食品 自分に合っている食品
穀類 ごはん(白米)、おかゆ、うどん 食パン、フランスパン もち
芋類 ジャガイモ
豆類 豆腐、豆乳 ひきわり納豆
野菜 大根、人参、かぶ、かぼちゃ、ブロッコリー、カリフラワー 野菜ジュース 細かく切った野菜
果物 りんご、バナナ、桃 果物ジュース 細かく切った果物
魚類 白身魚、青魚、カキ
肉・卵類 鶏ささ身、卵 牛赤身肉
油脂類 あまに油
乳類 低脂肪ヨーグルト、乳酸菌飲料
菓子類 和菓子、せんべい プリン
嗜好飲料 番茶、ほうじ茶 カフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)
調味料 みそ、しょうゆ、ポン酢、塩

上記に記載のない食品はできるだけ食べないのが理想です。また、「望ましい食品」であっても食べ過ぎは禁物です。

クローン病に適した食事の写真
クローン病(寛解期)に適した食事

写真はクローン病の寛解期に適した理想的な食事で、白米とカキのお吸い物に、おかずはサバの焼き魚、カリフラワーと人参の茹で野菜、大根おろしで、調味料にしょうゆとなっています。今後、「自分に合っている食品」を増やしていければと思います。