2019年6月13日(木)から6月17日(月)の日程でのフィリピン旅行のブログ3回目です。前日のエスカヤ(Eskaya)での2日目は早朝から小型ボートでアイランドホッピング&ドルフィンウォッチングに出かけたこともあって、夕方6時には眠りについてしまいました。夜中に目が覚めるときがありましたが、翌日16日の朝6時過ぎまで寝てしまいまいした。
起床後ゆっくりと身支度をし、7時50分にレストランにいき、朝食をとりました。エスカヤの初日に食べたバンガス(Bangus)という魚料理を気に入っていたので、再び注文しました。他にパパイヤも注文し、あさっりした味で美味しかったです。
エスカヤを後にする
1時間弱の朝食後、砂浜を散歩しました。海はかわらずきれいでした。波打ち際の砂をよく見ると、生物が歩いた小さな後が無数にありました。おそらくヤドカリではと想像しました。実際、砂浜をよく探すとヤドカリを見つけることができました。この日の昼12時にはチェックアウトの予定だったので、散歩の後ヴィラにもどり、水着に着替え、最後の海を楽しむことにしました。前日とは違い、この日は満潮で水深は深くなっていました。私はシュノーケリングをせず、妻と一緒に背泳ぎでただ海に浮かんでいました。その後、プールにいきました。
ヴィラにもどりシャワーを浴び、少し休憩したあと、チェックアウトの準備をしました。妻と私の荷物は少なかったため、準備には時間はかかりませんでした。早めの11時30分にはチェックアウトし、ホテルの車でタグビララン(Tagbilaran City)の港であるタグビララン ツーリスト ポート(Tagbilaran City Tourist Port)に向かいました。車は前々日と同様にトヨタのRVでしたが、エスカヤに来たときとは違う道を通りました。エスカヤのあるパングラオ島(Panglao Island)とタグビラランのあるボホール島(Bohol Island)は数百メートルの橋でつながっていました。タグビラランに来ると交通量が増え、特に多くのトライシクル(Tricycle)が走っていました。
セブ島へ
昼12時に港に着きました。列に並んでチケットをもとめ、最短のチケットだった午後1時出発の「船外(Outside)」を購入しました。価格は一人450ペソで、セブ島(Cebu Island)から来るときの船内チケットより50ペソ安価でした。他にポートフィーが一人20ペソ、荷物(baggage)の預けに合計300ペソがかかりました。セブ島ではターミナルフィーが一人50ペソ、荷物の預けに合計150ペソだったので、微妙な違いがありました。ターミナルの1階は混雑していて席が埋まっていたので、2階で出発を待ちました。待っている間に、酔い止めの薬を飲みました。15分遅れの午後1時15分に出港となりました。船外という席はフェリーの2階で、風が気持ちよかったです。来るときと同様、耳栓をすることにしました。
フェリーの進行方向の左手にはセブ島(Cebu Island)が見えました。島の上には夏らしい雲が連なっていて、日本の東北地方とは全然違った南国の風景でした。1時間30分もするとセブ島の都市部が見えてきました。セブ シティ(Cebu City)の港は、パングラオ島やボホール島と比較すると海が汚れていて、現実に戻されたような気持ちになりました。午後3時15分にセブ シティのピアワン(Pier 1)に着きました。荷物の受け取りには20分ほどかかりました。マクタン・セブ国際空港(Mactan-Cebu International Airport)からのフライトは翌深夜2時だったので、まだ11時間ほど時間がありました。私たちはタクシーでアヤラ センター(Ayala Center)というショッピングセンターにいき、荷物を預けることにしました。
ピアワンからアヤラ センターへいく途中では、路上生活者の多い地域も通りました。南国のリゾートから戻ってきたばかりだったので、その風景の落差には少なからずショックを感じました。交差点で身動きのとれなくなった車の列のため渋滞が発生していたり、放し飼いの犬、もしくは野犬2匹が車道の端を歩いているのも見かけました。犬2匹のすれすれを車が走っていたので、ひかれないかと、とても心配になりました。港から空港への11時間は、観光らしいことをして楽しむ予定でしたが、セブ シティのそういった現実を見て、その気持は大分薄れていました。
アヤラ センターとスケープ スカイデッキ
アヤラ センターに着き、荷物預けカウンター(baggage counter)を探して広い施設内を歩き回りましたが、荷物預けカウンターは工事中であることが判明しました。スーツケースを引きながら観光することは避けたかったのと、先程のセブ シティの風景もあって、アヤラ センター内のフードコートとで昼食をとり、お土産を買うことにしました。フードコートでは並べられたフィリピン料理の中から見た目重視で幾つかを選びましたが、思っていたより美味しかったです。お土産はアヤラ センター内のルスタンズ(Rustan’s)というスーパーマーケットにいき、食品を中心に購入しました。他店では妻が買ったリップクリームの箱の中身がなく、ちょっとしたトラブルもありましたが、店員に事情を説明し無事中身のリップクリームのスティックを受け取りました(受け取るまでには20分ほどかかりましたが)。
アヤラ センターには午後8時30分頃までいましたが、フィリピンでの最後の夕食をとるため、スケープ スカイデッキ(Scape Skydeck)というマクタン島(Mactan Island)のレストランにいくことにしました。このときはタクシー料金の交渉をし、交渉2台目のタクシーで、500ペソでスケープ スカイデッキまでいくことになりました。タクシー運転手は場所を正確には知らなかったのですが、スケープ スカイデッキのあるエイゾン レジデンス(Azon Residences)の看板がでていたこともあり、無事着くことができました。エイゾン レジデンスの近くでゴミをあさっている人々がいました。アヤラ センターからは30分ぐらいでした。
スケープ スカイデッキは十数階建てのレジデンスの最上階(屋上)にあり、夜景がきれいでマクタン島とセブ島をつなぐ橋がみえました。仕切られた室内の席もあるようでしたが、案内されたのはテラス席でした。雰囲気はよかったのですが音楽の音が大きすぎたので、席を代えてもらいました。価格はリーズナブルで、食事の味も悪くはなかったです。注文した生春巻きは美味しいとは言えませんでしたが。午後10時過ぎにタクシーを呼んでもらい、マクタン・セブ国際空港は向かうことにしました。空港へは10分ほどでしたが、タクシー運転手は釣り銭を持っていないと言い張り、私も小銭を持っていなかったので、500ペソを支払うことになりました。
帰国
空港では機内用に服を着替え、それからチェックインをすることに。チェックインは、それほど多くの旅行者が並んでいるわけでもないのに、約30分もかかりました。その後、保安検査(手荷物検査)、出国審査を通過し、日にちがかわって6月17日の深夜0時過ぎにトランスファーラウンジにいき軽食と休憩をとりました。妻は無料になるクレジットカードを持っていましたが、私の数枚のクレジットカードはどれも無料とならず、十数ドルを払うことになりました。午前1時30分にゲートに移動し搭乗、予定より40分遅れて、離陸となりました。仁川国際空港(Incheon International Airport)までは、ほとんど寝ていました。
午前8時10分に仁川国際空港に到着。仁川国際空港では他愛もないことで妻とちょっとした喧嘩もありました(その後、機内で停戦)。トランスファーで9時35分に仙台国際空港に向けて離陸、午前11時40分に仙台国際空港に到着。海外旅行後のルーティーンである、大友克洋氏が原画と監修をおこなった壁画の前で記念写真を撮り、仙台空港鉄道で仙台駅に向かいました。
駅に着くと直ぐタクシーで自宅のマンションに向かいました。帰宅後も直ぐに、預けてあった犬のアスターを迎えに郊外の私の実家に車を走らせました。フィリピンでは少なくない放し飼いの犬、もしくは野犬を見ましたが、我が家のアスターの保護されている暮らしとの差、そしてどちらがより幸福かを考えずにはいられませんでした。
今回の旅では、2泊5日という慌ただしいスケジュールで自然の美しい南国のリゾートにいってきましたが、ゆっくりとしたスケジュールでもう一度いきたいと感じています。フィリピンという国を知る機会も少なかったので、それも次回へ持ち越しです。