犬のアスターとの出会い[2015年1月-3月]

生後9ヶ月頃のアスターの写真 ペット

出会い

私と犬のアスターとの出会いを思い返してみます。

小学校高学年から高校1年まで、また同じ高校1年から32才頃までに(そのときは私自身は外国に居住)、それぞれ1匹の犬を飼っていましたが、大学に入る前年の浪人のとき以来はずっと猫を好んでました。アスターと出会ったときは私は42才で、一戸建ての実家で親と同居し4匹の猫と暮らしていました。そのうちの1匹は私が浪人のときに東京から連れてきた元野良猫で21才にもなる老猫でした。他3匹も様々な理由で野良猫から我が家の一員になった猫たちでした。

その頃の私は、もう一度犬を飼いたくなっていました。理由は、犬は一緒に散歩したり遊んだりできるからです。そのことを私の妹は知っていて、近くのホームセンターのペットショップで売れ残っている1匹の犬のことを知らせてきました。

その犬はイタリアングレーハウンドとチワワのミックスで、見た目はほとんどイタリアングレーハウンド、とても可愛らしいということでした。スマートフォンで写真を見せてもらいましたが、実はそのときの私はそれほど可愛いとは思わなかったです。多分、それまでにあまり見たことのない種類の犬だったからと思います。

それでも売れ残っているその犬のことは気になっていました。見にいくと飼いたくなるのが分かっていたので避けていましたが、結局2回様子を見にいきました。一度はケースから出してもらい触れたりもしました。そのとき、後のアスターは顔をすごく舐めてきて人懐っこい性格だと思いました。価格は25,000円程度と、極めて安くなっていたことを覚えています。

冒頭に述べたとおり、実家には猫が4匹いて、そこに犬を加えることを母親に説得するのが難しかったです。会社の同僚が飼うことを検討している時もあったのですが、住居が賃貸で難しいということになりました。私は殺処分される日が迫っているのではと、とても心配になってきました。実家に犬用のテラスルームを設けるか、私が引っ越すということも検討しました。最終的にこの問題は、妹の2匹の犬を実家に連れてきて、犬と猫の共存が可能であることを母親に証明し解決しました。

この頃には名前を「アスター(Aster)」にすることを考えていました。Asterとはラテン語とギリシア語で「星」という意味の単語で、私が仕事で関わっていた(今も関わっています)ショップの名前に由来していました。

アスターを迎える

2月末頃に購入検討中であることをペットショップに伝えました。直接店長に伝えたのですが、そのときの店長がホッとした表情になったのを今でも覚えています。そして、2015年3月8日(日)にアスターを実家に連れてきました。妹に同行をお願いし、ケージ等のペット用品を先に飼って実家にセッティングしてからアスターを迎えにいきました。アスター単体の価格は20,000円でした。アスターはルネッサンス絵画に登場するような西洋風な見た目のため高価な犬と思われることがしばしばありますが、それは正しくありません。

アスターは2014年6月7日生まれ、出生地は栃木県日光市でした。家族の一員になった時点で生後約9ヶ月、成犬に近い大きさになっていました。耳は今とは違い、垂れ気味でした。購入したときにペットショップの店員から聞いて驚いたのは、それまでに外での散歩を一度もしていないことでした。また、ホームセンターのペットショップでは買われた犬を小さなダンボールの箱に入れるという、その商品的な扱いにもびっくりしました。こういった犬の扱いにはとても違和感を感じました。

アスターは私にとっては3匹目の犬でした。家に来て最初の1週間は散歩をせず、環境の変化に慣れさせるのを重視しました。トイレ(ペットシートの場所)を覚えるのに時間がかかったことには苦労しました。その後、徐々に散歩を始めましたが、最初の頃は走ることがぎこちなかったです。また小石がドッグフードに見えるのか、散歩中に食べる癖がありました。他の犬との交流に慣れて欲しかったので、3月後半に初めてドッグランにいきました。

ドッグランでのアスターの写真
初めてのドッグラン アスター0才(9ヶ月) | 2015.3.28

ドッグランは、実家近くの「里山ドッグランサム」ということろでした。その日に、他のイタリアングレーハウンド3匹と出会いました。アスターは興奮気味でしたが、基本的に楽しそうでした。その後も何回かその犬たちと会い、その飼い主からは後に、最初の頃のアスターがガリガリで痩せていたと言われました。ペットショップでの運動不足が原因ではないかと、私は考えています。里山ドッグランサムには今でもよくいきます。

購入して1ヶ月たった頃に去勢手術をしました。イタリアングレーハウンドは飼い主に対して深い愛情を持つらしく、確かに過去の2匹の犬に比べて私への依存度が高いと感じています。実家にいた時は日に3回の散歩をしてました。アスターは過去の2匹の犬と違い、家でもオシッコとウンチをするので、雨などで散歩ができない時は楽でした。

車での移動も嫌がらず、宮城県内の泉ヶ岳、蔵王、松島といった場所にもよく連れていきました。私の結婚に合わせて2016年9月以降は、仙台市中心部のマンションに私と妻と一緒に住んでいて、一番町、中央通り、国分町といった繁華街をよく散歩しています。今年2019年の6月にはアスターは5才になります。

アスターの4才の時の写真
アスター4才 | 2018.11.18