2024年1月8日(月・成人の日)に蒲生干潟(がもうひがた)に行った。なぜ行ったのかというと、私の妻が行きたがったからだ。仕事で少し関係があるらしい。私はというと、干潟で羽を休める渡り鳥を見れるかもしれないという期待を持った。また、干潟の景色には何か心惹かれるものがある。
蒲生干潟は、仙台市東部の七北田川河口の東側に広がる干潟で、1987年に国指定仙台海浜鳥獣保護区の特別保護地区に指定された。2011年の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)での大津波によって自然豊かな干潟の環境は破壊されてしまったが、他のウェブサイトを調べてみると少しずつ再生しているという記述があった。
蒲生干潟は、位置的には仙台港の西側の向洋海浜公園(こうようかいひんこうえん)にほぼ隣り合っているとも言え、また、この付近はサーフィンのスポットとしてもよく知られている。私が居住する仙台市都心部から蒲生干潟までは、車で約40分でアクセスしやすい。
12時30分頃に向洋海浜公園の駐車場に車を停めた。駐車場は高台となっていて仙台湾、太平洋、そして蒲生干潟が一望できた。海には数人のサーファーがいた。15分程度砂浜を歩くと枯れたススキの向こうに蒲生干潟が見えてきた。この日は気温が2度ぐらいで風があり、体感的にはとても寒く感じた。そして、微かな雪が風で飛ばされてきて舞っていた。
蒲生干潟の長さは約500メートルぐらいではないかと思った。私は知識がないのでよく分からないが、多分大きい干潟ではないと思う。干潟の反対側の遠くに数人の人が見えた以外は他に人はいなかった。ただ、砂の上には人と動物の足跡が沢山あった。動物の足跡には飼い犬のものも含まれていると思う。
はじめは渡り鳥の姿を見ることができなかったが、七北田川河口方向に足を進めると、50羽を超えるぐらいのカモの仲間を見ることができた。私は鳥の種類には全く詳しくはないが、オナガガモが多いのではないかと思う。近づこうとすると鳥たちは逃げていったので、その後は、必要以上に距離を縮めないよう気を付けることにした。
私は20年以上前に何回か蒲生干潟に来たことがあったが、その頃と現在の景色は大きく違うという印象を持った。木々が非常に少なく、七北田川河口の反対側に大きな堤防が築かれているのがそのような印象を持たせたと思う。そして、冬の季節ということもあって、鳥以外の生物と出会うことはなかった。蒲生干潟の周辺の砂浜は、どちらかちうと冬の乾いた雰囲気に包まれていた。
蒲生干潟の写真
[カメラ]iPhone 15 Pro Max
[カメラ]PENTAX KP [レンズ]smc PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6 ED WR