古いオーディオ機器の再生

カセットテープデッキ(SONY TC-R303)のクローズアップ写真 カルチャー

特に最近においては、私は毎日のようには音楽を聞くことはなかったのですが、パソコンを「16インチMacbook Pro」に買い替えるとスピーカーの音がとても良くなっていたり、ビリー アイリッシュ(Billie Eilish)のような新しいアーティストに興味を持ったりと、やや音楽を聞く頻度が高くなっていました。

また、近年は古いメディアのカセットテープが見直されてきているという記事を目にしたということもあって、実家に使わないで置いたままにしている古いオーディオ機器を再び使用することを思い立ちました。これは長年の課題になっている実家に置いてある私物を整理したいということでもありました。

実家に置いてあった3台のオーディオ機器は何れも20年ほど前に中古で購入したものです。購入したのは自治体が運営しているリサイクル施設や一般のリサイクルショップ。それぞれ数千円から一万円弱ぐらいの価格だったと思います。

カセットテープデッキ(SONY TC-R303)とCDプレーヤー(KENWOOD DP-100SG)の写真
カセットテープデッキ(SONY TC-R303)とCDプレーヤー(KENWOOD DP-100SG)
プリメインアンプ(YAMAHA AVC-30)の写真
プリメインアンプ(YAMAHA AVC-30)

インターネットで調べてみると、私が持っているこれらのオーディオ機器の中で一番価値がありそうなのはソニー(SONY)のカセットテープデッキ(TC-R303)。おそらく新品のカセットテープデッキにはそれほど選択肢がないからではないかと想像しました。ケンウッド(KENWOOD)のCDプレーヤー(DP-100SG)も悪くなさそうな記事をみつけました。ヤマハ(YAMAHA)のプリメインアンプ(AVC-30)はそれほどでもなさそうでした。

これは偶然だと思うのですが、これらの3つの機器はどれも今から33年前の1987年に発売開始されたモデルでした。私の持っているそれぞれの機器が製造されたのも同じ1987年かは分からなかったです。

ローディ(Lo-D)という日立製作所のブランドのスピーカーも所有しているのですが、マンション用には大き過ぎるので使うのを諦めました。3台のオーディオ機器の中でケンウッドのCDプレーヤーだけは、ボーズ(Bose)のアクティブスピーカー(Companion 2 series II)と繋いで最近も使っていました。パソコン用と言ってもいいくらいのスピーカーですが、音は決して悪くなかったです。

ヤマハのプリメインアンプとソニーのカセットデッキも使いたくなってきたので、新しくスピーカーを購入しました。プリメインアンプとアクティブスピーカーを繋ぐ気にはなれませんでした。当初はプリメインアンプと同じヤマハのスピーカーにしようと決めていたのですが、デノン(DENON)のとっても評判がよくて、見た目も私好みのリーズナブルなブックシェルフスピーカー(SC-M41)を見つけ、1日ほどは迷ったのですがデノン製を買うことにしました。

故障

プリメインアンプ(YAMAHA AVC-30)のクローズアップ写真
プリメインアンプ(YAMAHA AVC-30)

スピーカーが週末に配達されると早速ヤマハのプリメインアンプにつないだのですが、左側のスピーカーから音が出ないことが分かりました。数年前に使っていた時にも、このプリメインアンプには既にこの症状が出始めていたので故障だと思いました。いろいろ考え、取り敢えずはサラウンドモードのリアスピーカー側につなぐことにしました。両方のスピーカーからちゃんと音が出て音自体も決して悪くはなかったのですが、サラウンドモードというのが気持ち的にスッキリしなかったので、結局デノンのSC-M41とセットでの販売もされているCDレシーバー(RCD-M41)を購入することにしました。新しい機器を買うことになってしまったのは残念でしたが、仕方がないことだと思いました。ヤマハのプリメインアンプは時期をみて修理しようかと考えています。

カセットテープデッキ(SONY TC-R303)のクローズアップ写真
カセットテープデッキ(SONY TC-R303)

ソニーのカセットテープデッキも使い始めは調子が悪く、再生、早送り、巻き戻しがスイッチを入れてから5秒程度で停止する症状が出ていました。そこで専用のクリーナーでヘッドとピッチングローラーの汚れを取ってみると正常に作動するようになりました。これにはホッとしました。

古いオーディオ機器
機器 メーカー モデル 故障
プリメインアンプ ヤマハ(YAMAHA) AVC-30 左側から音が出ない
CDプレーヤー ケンウッド(KENWOOD) DP-100SG 故障なし
カセットテープデッキ ソニー(SONY) TC-R303 作動不良がクリーニングで改善

デノンのスピーカー(SC-M41)とCDレシーバー(RCD-M41)

ブックシェルフスピーカー(DENON SC-M41)の写真
ブックシェルフスピーカー(DENON SC-M41)
CDレシーバー(DENON RCD-M41)の写真
CDレシーバー(DENON RCD-M41)

購入後数日でデノンのCDレシーバーが届きました。夕食後に荷を解いて先に購入していたデノンのスピーカー、ソニーのカセットデッキと繋ました。CDをセットして再生してみるととクリアで低音の効いた音が聴こえてきました。ケンウッドのCDプレーヤーと繋いでいたボーズのアクティブスピーカーと比較すると音がよりクリアで音の広がりもより感じると思いました。

アナログのラインインでCDレシーバーとカセットテープデッキをつなぎ、カセットテープを再生してみると想像以上にいい音がしました。カセットテープは20年以上前にCDからダビングしたものだったのですが、全く劣化していないのではと思えるくらいでした。古いオーディオ機器を再生しようとした試みの甲斐がありました。

新しく購入したオーディオ機器
機器 メーカー モデル
ブックシェルフスピーカー デノン(DENON) SC-M41
CDレシーバー デノン(DENON) RCD-M41

カセットテープ

ボヘミアン ラプソディのカセットテープの写真
映画「ボヘミアン ラブソティ(Bohemian Rhapsody)」のカセットテープ

カセットテープを再生できるようになったので、アルバムを買うことにしました。「カセットテープ」で検索すると「waltz online」という東京都目黒区のカセットテープなどのヴィンテージ商品を販売している「waltz(ワルツ)」のオンラインショップを見つけました。2018年の大晦日に妻と観た映画「ボヘミアン ラブソティ(Bohemian Rhapsody)」のオリジナルサウンドトラックを購入しました。

カセットテープのアナログな音は、CDなどのデジタルな音と比較すると聞きやすく、音に柔らかさや温かみを感じるような気がします。

インシュレーター

スピーカーとスピーカーを置く床などの平面の間に設置して、平面からの振動によるノイズの発生を防ぐアイテムをインシュレーターといいます。いろいろな種類のものが市販されていますが、ブックシェルフスピーカーとCDレシーバーに費用をかけてしまったので自作することにしました。

自作の10円硬貨のインシュレーターの写真
自作のインシュレーター

10円硬貨がインシュレーターに適しているという記事が多くあったので、その真似をすることにしました。私の場合は、10円硬貨の下にイケアの「ヴァリエラ(Variera)」というEVA樹脂からできた半透明な滑り止めシートを3センチメートル四方に切って置くことにしました。インシュレーターは1つのスピーカーにつき3点か4点置くようですが、私は3点にしました。

インシュレーターによって台から浮いているブックシェルフスピーカーの写真
インシュレータによって台から浮いているブックシェルフスピーカー

追記 JBL FLIP4 Bluetoothスピーカー[2021.12.25]

このブログ記事で紹介しているオーディオ機器とは正反対に近いBluetoothスピーカーを購入しました。購入したのは「JBL FLIP4 Bluetoothスピーカー」です。スマートフォン(iPhone X)のスピーカーだと厳しいという状況があり、特に、私の自家用車はやや古いので(2000年代)、カーオーディオとスマートフォンを接続することができません。

ヨドバシカメラ マルチメディア仙台にいったときに、Bluetoothスピーカーをいろいろと見ていたのですが、「JBL FLIP5 Bluetoothスピーカー」の音質がとてもよくて驚きました。ただ、FLIP5はステレオではないようなので、あえて、ステレオであるFLIP4を購入することにしました。いくつかのレビューも調べてみたのですが、おおむね高評価でした。

実際、JBL FLIP4 Bluetoothスピーカーの音質は充分に満足できるものです。特に、例えばビリー アイリッシュのようなここ最近の音楽からは気持ちのよい音がでます。持ち運びができ、ある程度の防水機能もあるので、様々な状況で気軽に音楽を楽しめます。私の場合は車の運転中に使用することが多いです。

車のダッシュボードに置いたJBL FLIP4 Bluetoothスピーカーの写真
車のダッシュボードに置いたJBL FLIP4 Bluetoothスピーカー