特別展「デンマーク・デザイン」東北歴史博物館[2021.5.16]

中央はヤコブ イェンセンのFMチューナー/アンプ、レコードプレーヤーの写真 カルチャー

東北歴史博物館で開催されている特別展「デンマーク・デザイン」にいってきました。20世紀ミドルエイジを中心に、デンマークのデザイナー、建築家の優れたデザインの数々を紹介する展覧会です。展覧会会場では椅子などのプロダクトが展示してあって、室内のようにセットが組まれた展示の一部は撮影が可能でした。

私はあまりデンマークのデザインには詳しくはないのですが、所属している会社ではアルネ ヤコブセン(Arne Jacobsen)のアントチェア(Ant Chair)を使っています。私はデンマークについても詳しくはなかったのですが、この展覧会にいくことでデンマークについて少し知ることができました。例えば、デンマークの人口は約600万人しかいないことや、立憲君主制国家であることなどです。グリーンランドと(フェロー諸島とも)デンマーク王国を構成しているもの知らなかったです。

会場となった東北歴史博物館は宮城県多賀城市にあります。多賀城市は仙台市の北東側に隣接する人口約6万人の市です。「多賀城」というのは古代の城柵(じょうさく)のことで、奈良時代から平安時代には陸奥国府(むつこくふ)や鎮守府(ちんしゅふ)が置かれ、東北地方の中心地でした。

特別展「デンマーク・デザイン」は比較的小規模な展覧会で、日曜であったにも関わらず来場者は多くはなかったです。展示物は椅子の他、テキスタイル、照明用品、食器、玩具、オーディオ機器などでした。興味を引いたのは優れたデザインの様々な椅子で、椅子は建築の基本だと大学の時の建築を学んでいる友人たちが言っていたのを思い出しました。

展覧会の写真

東北歴史博物館のエントランスホールの外観の写真
東北歴史博物館
ヴェルナー パントンのパントンチェア、ハートコーンチェア、椅子271Fの写真
パントンチェア(左) ハートコーンチェア(中央) 椅子271F(右) | ヴェルナー パントン
室内のセットの前に立つ妻の写真
木馬(左) | カイ ボイスン、 テーブル モデル284(中央) | ボーエ モーエンセン、 他
ハンス ウェグナーのサークルチェアとクラウズと写真
サークルチェア | ハンス ウェグナー
展覧会情報
名称 特別展「デンマーク・デザイン」
会場 東北歴史博物館 特別展示室
期間 2021年4月23日(金)〜6月27日(日)
休館 毎週月曜日
*5月3日(月・祝)は開館、5月6日(木)は休館
料金 一般1,200円 65歳以上1,100円 小・中・高校生600円
*20名以上の団体料金あり
主な作家
  • カイ ボイスン(Kay Bojesen)
  • ナナ ディッツェル(Nanna Ditzel)
  • アルネ ヤコブセン(Arne Jacobsen)
  • ヤコブ イェンセン(Jacob Jensen)
  • フィン ユール(Finn Juhl)
  • ポール ヘニングセン(Poul Henningsen)
  • ポール ケアホルム(Poul Kjaerholm)
  • コーア クリント(Kaare Klint)
  • モーエンス コッホ(Mogens Koch)
  • ヘニング コッペル(Henning Koppel)
  • アーノルド クロッグ(Arnold Krog)
  • ピエトロ クローン(Pietro Krohn)
  • ボーエ モーエンセン(Borge Mogensen)
  • ヴェルナー パントン(Verner Panton)
  • ハンス ウェグナー(Hans Wegner)

*ファミリーネーム アルファベット順